第15節 富山×G大阪U-23 マッチレポート■序盤の1点を守り抜き2連勝
- 2020/09/13
- 18:54
【第15節 富山1―0G大阪U-23 ▽得点者:前半14分・オウンゴール(富)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
カターレは前節から先発を5人入れ替えた。対するG大阪U-23も同じく6人を変更。ともに7得点を挙げているMF川﨑修平とFW唐山翔自はトップチームに合流しており、今季初めてそろってメンバーを外れた。
主力不在のG大阪U-23は発奮し、開始からハイプレスを敢行。普段プレーしている右ウイングバックではなくFWで起用された白井陽斗が先頭を切ってがむしゃらにボールを追った。カターレはマイボールをなかなか敵陣まで運べなかったが、14分に相手の隙を突いてオウンゴールで先制点を奪った。自陣左での競り合いからのこぼれ球をMF花井聖が裏に送る。抜け出したMF戸高弘貴が中央のFW平松宗にグラウンダーのクロスを出したところ、ゴール方向に戻りながらクリアしようとしたDFに当たってゴールに飛び込んだ。
しかしG大阪U-23はその後もアグレッシブさを失わなかった。カターレは相手のプレスに苦しんで攻守にわたり自陣での時間が長くなる。花井が下がってパスワークを助ける場面が多かった。しかし、先制点と同様にそこから一気に裏を狙う攻めでビッグチャンスをつくっており、我慢強くプレーしながら追加点をうかがう展開が続いた。
G大阪U-23も奪ったボールをシュートに持ち込むまでの精度やアイデアを欠いた。30分を過ぎると彼らの出足がやや鈍り、ようやくカターレも相手陣でプレーするようになった。
ハーフタイムにG大阪U-23の森下仁志監督は、ハイプレスを続けるのか、「それとも背後への長いボールを恐れて下がるのか」と選手に選択を迫ったという。さらに奮起を促す狙いがあったはずだ。「『自分たちから踏み込みます』と彼らが判断した。そういうメンタル的な前向きさと、ポジショニングなどの細かい部分の修正が相まって、後半は選手たちがよりゴールに向い、チャンスが増えた」と振り返っている。
G大阪U-23は後半に入って攻撃がさらに活性化。後半5分、サイドチェンジから左ウイングバック黒川圭介がスピードに乗って左サイド深くに進入して浮き球のクロスを供給し、FW伊勢航がへデングシュートを放つ。これはポストに嫌われたが、こぼれ球をさらにFW菅野隆星が頭で押し込もうとする。ゴールイン寸前だったが、カターレはDF戸根一誓がヘディングでクリアした。
カターレは同15分過ぎに2人を交代させるとともに中盤の構成を変更。[4-3-3]のスリーラインで守りを固める。10人で守り切った前節の讃岐戦のような、ずっと相手にボールを持たれて守備に専念する展開になった。要所を抑えて決定的なチャンスを与えずに進め、最後は[5-3-2]へ移行して逃げ切りに成功。今季初の2連勝を果たした。
安達亮監督は「今はとにかく勝つことが再優先。このように勝点3を積み上げながら、もうちょっと良いチームと良い試合内容を目指して頑張りたい」とコメント。2連勝をきっかけにしてチーム状態をさらに上げていきたい。サポーターも思いを共有しており、終了間際のアディショナルタイムには懸命に守る選手たちを手拍子で後押しした。苦しみながらも一歩進み、アウェイでの次節・C大阪U-23戦で3連勝を目指す。
※ハイライト映像(J公式サイト)
カターレは前節から先発を5人入れ替えた。対するG大阪U-23も同じく6人を変更。ともに7得点を挙げているMF川﨑修平とFW唐山翔自はトップチームに合流しており、今季初めてそろってメンバーを外れた。
主力不在のG大阪U-23は発奮し、開始からハイプレスを敢行。普段プレーしている右ウイングバックではなくFWで起用された白井陽斗が先頭を切ってがむしゃらにボールを追った。カターレはマイボールをなかなか敵陣まで運べなかったが、14分に相手の隙を突いてオウンゴールで先制点を奪った。自陣左での競り合いからのこぼれ球をMF花井聖が裏に送る。抜け出したMF戸高弘貴が中央のFW平松宗にグラウンダーのクロスを出したところ、ゴール方向に戻りながらクリアしようとしたDFに当たってゴールに飛び込んだ。
しかしG大阪U-23はその後もアグレッシブさを失わなかった。カターレは相手のプレスに苦しんで攻守にわたり自陣での時間が長くなる。花井が下がってパスワークを助ける場面が多かった。しかし、先制点と同様にそこから一気に裏を狙う攻めでビッグチャンスをつくっており、我慢強くプレーしながら追加点をうかがう展開が続いた。
G大阪U-23も奪ったボールをシュートに持ち込むまでの精度やアイデアを欠いた。30分を過ぎると彼らの出足がやや鈍り、ようやくカターレも相手陣でプレーするようになった。
ハーフタイムにG大阪U-23の森下仁志監督は、ハイプレスを続けるのか、「それとも背後への長いボールを恐れて下がるのか」と選手に選択を迫ったという。さらに奮起を促す狙いがあったはずだ。「『自分たちから踏み込みます』と彼らが判断した。そういうメンタル的な前向きさと、ポジショニングなどの細かい部分の修正が相まって、後半は選手たちがよりゴールに向い、チャンスが増えた」と振り返っている。
G大阪U-23は後半に入って攻撃がさらに活性化。後半5分、サイドチェンジから左ウイングバック黒川圭介がスピードに乗って左サイド深くに進入して浮き球のクロスを供給し、FW伊勢航がへデングシュートを放つ。これはポストに嫌われたが、こぼれ球をさらにFW菅野隆星が頭で押し込もうとする。ゴールイン寸前だったが、カターレはDF戸根一誓がヘディングでクリアした。
カターレは同15分過ぎに2人を交代させるとともに中盤の構成を変更。[4-3-3]のスリーラインで守りを固める。10人で守り切った前節の讃岐戦のような、ずっと相手にボールを持たれて守備に専念する展開になった。要所を抑えて決定的なチャンスを与えずに進め、最後は[5-3-2]へ移行して逃げ切りに成功。今季初の2連勝を果たした。
安達亮監督は「今はとにかく勝つことが再優先。このように勝点3を積み上げながら、もうちょっと良いチームと良い試合内容を目指して頑張りたい」とコメント。2連勝をきっかけにしてチーム状態をさらに上げていきたい。サポーターも思いを共有しており、終了間際のアディショナルタイムには懸命に守る選手たちを手拍子で後押しした。苦しみながらも一歩進み、アウェイでの次節・C大阪U-23戦で3連勝を目指す。
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