【第14節vs讃岐プレビュー】波乱多きこのカードで上昇のきっかけを掴め
- 2020/09/05
- 18:58
上位進出を目指して今節のアウェイ讃岐戦から再スタートする。
天候によって中止になるゲームが相次ぎ各チームの消化試合数にバラつきが生じ始めた。カターレは勝点18で現在9位だが、未消化の1試合に勝てば勝点20の4~7位を追い抜くことが可能。1巡目の対戦で秋田、熊本、鳥取の上位3チームに敗れてしまったが、大混戦の4位グループの一角にはつけている。
中止になった八戸戦を含めた前半戦の残り5試合はいずれも現時点で自分たちよりも下位と対戦する。少し水を開けられた3強に再び挑戦状を叩きつけるまで、なるべく勝点を積み上げて食い下がらなければならない。
対戦する讃岐は開幕から10戦勝ちなし(3分7敗)と苦しんだが、第10節で首位・秋田と0-0で引き分けて彼らの開幕からの連勝を止め、翌節の八戸戦で待望の初勝利を挙げた。秋田戦以降は4戦負けなし(1勝3分)を継続中で、カターレ戦で今季ホーム初勝利を狙っている。
秋田戦から[3-5-2]にフォーメーションを変更したのが功を奏しているようだ。今季7敗のうち5試合が1点差の惜敗だった。守備時に[5-3-2]のブロックを形成して粘り強く守るようになって勝点がついてくるようになっている。
そもそも一昨年までJ2で戦ったポテンシャルの高いチームだ。愛媛をJ2昇格に導き、昨季まで福井ユナイテッドを指揮したベテランの望月一仁監督が着任し、ルーキー8人を加えるなど選手の若返りも図って力を蓄えている。
カターレは2月の高知キャンプでトレーニングマッチを行い、4-5(45分×3本)で敗れている。当時は、カターレのパス回しに果敢にプレスをかけ、ボールを奪うと勢いよくゴールに向かっていくアグレッシブさが目立っていた。復調しつつあるならば当然侮れない。
攻守の要であるアンカーに入るMF長谷川隼は阪南大卒、チーム最多の3得点を挙げているFW栗田マークアジェイは静岡産大卒のルーキーだ。移動を伴う中2日での連戦だった前節のアウェイ相模原戦では先発5人を入れ替え、11人のうちルーキーが4人を占めた。35歳のMF高木和正や今節がJリーグ通算出場500試合目になる38歳のGK清水健太をはじめとするベテランも健在で、ホームの今節はさらにメンバーを入れ替えてくるかもしれない。
3連戦初戦の第12節・YS横浜戦は後半アディショナルタイムに追い付かれて1-1、前節の相模原戦は終盤に逆転されたが今度はアディショナルタイムにDF西野貴治が思い切った攻撃参加から同点ゴールを決めて2-2で引き分けている。
カターレは移動を伴う中3日だが、これが2戦目。安達亮監督がどの程度メンバーを入れ替えてくるか注目だ。2日前の9月4日の練習では選手の組み合わせを変えながら11対11のゲーム形式で攻撃の狙いどころなどをチェックした。讃岐が5バックで守りを固めてきた場合、ボールを保持する時間は長くなるとみられ、どれだけ多彩な攻撃パターンを繰り出せるかどうかがカギになる。
アウェイの讃岐戦は昨年も9月第1週の7日に第22節として行われ、カターレがFW平松宗の2得点により2-0で勝利を収めた。DF脇本晃成が途中退場して苦しみ抜いたゲームであり、GK榎本哲也が「こういう難しい試合を勝つことができたのはチームが良くなっている証拠。チームがひとつになった気がした」とその後の5連勝を予言するかのようなコメントを試合後に残したことでも印象深い。
カターレのJ2陥落が決まった2014年には5月24日のアウェイでの第15節で讃岐にJ2初勝利を献上している。
どちらのチームも今後に弾みをつけるきっかけがほしい状況。今年もこのカードが何らかの転機になるかもしれない。
ちなみに両者は2014年と19年に過去4度対戦しているが、最近3試合連続してPKが発生して勝敗に大きな影響を与えていることも付記しておく。
天候によって中止になるゲームが相次ぎ各チームの消化試合数にバラつきが生じ始めた。カターレは勝点18で現在9位だが、未消化の1試合に勝てば勝点20の4~7位を追い抜くことが可能。1巡目の対戦で秋田、熊本、鳥取の上位3チームに敗れてしまったが、大混戦の4位グループの一角にはつけている。
中止になった八戸戦を含めた前半戦の残り5試合はいずれも現時点で自分たちよりも下位と対戦する。少し水を開けられた3強に再び挑戦状を叩きつけるまで、なるべく勝点を積み上げて食い下がらなければならない。
対戦する讃岐は開幕から10戦勝ちなし(3分7敗)と苦しんだが、第10節で首位・秋田と0-0で引き分けて彼らの開幕からの連勝を止め、翌節の八戸戦で待望の初勝利を挙げた。秋田戦以降は4戦負けなし(1勝3分)を継続中で、カターレ戦で今季ホーム初勝利を狙っている。
秋田戦から[3-5-2]にフォーメーションを変更したのが功を奏しているようだ。今季7敗のうち5試合が1点差の惜敗だった。守備時に[5-3-2]のブロックを形成して粘り強く守るようになって勝点がついてくるようになっている。
そもそも一昨年までJ2で戦ったポテンシャルの高いチームだ。愛媛をJ2昇格に導き、昨季まで福井ユナイテッドを指揮したベテランの望月一仁監督が着任し、ルーキー8人を加えるなど選手の若返りも図って力を蓄えている。
カターレは2月の高知キャンプでトレーニングマッチを行い、4-5(45分×3本)で敗れている。当時は、カターレのパス回しに果敢にプレスをかけ、ボールを奪うと勢いよくゴールに向かっていくアグレッシブさが目立っていた。復調しつつあるならば当然侮れない。
攻守の要であるアンカーに入るMF長谷川隼は阪南大卒、チーム最多の3得点を挙げているFW栗田マークアジェイは静岡産大卒のルーキーだ。移動を伴う中2日での連戦だった前節のアウェイ相模原戦では先発5人を入れ替え、11人のうちルーキーが4人を占めた。35歳のMF高木和正や今節がJリーグ通算出場500試合目になる38歳のGK清水健太をはじめとするベテランも健在で、ホームの今節はさらにメンバーを入れ替えてくるかもしれない。
3連戦初戦の第12節・YS横浜戦は後半アディショナルタイムに追い付かれて1-1、前節の相模原戦は終盤に逆転されたが今度はアディショナルタイムにDF西野貴治が思い切った攻撃参加から同点ゴールを決めて2-2で引き分けている。
カターレは移動を伴う中3日だが、これが2戦目。安達亮監督がどの程度メンバーを入れ替えてくるか注目だ。2日前の9月4日の練習では選手の組み合わせを変えながら11対11のゲーム形式で攻撃の狙いどころなどをチェックした。讃岐が5バックで守りを固めてきた場合、ボールを保持する時間は長くなるとみられ、どれだけ多彩な攻撃パターンを繰り出せるかどうかがカギになる。
アウェイの讃岐戦は昨年も9月第1週の7日に第22節として行われ、カターレがFW平松宗の2得点により2-0で勝利を収めた。DF脇本晃成が途中退場して苦しみ抜いたゲームであり、GK榎本哲也が「こういう難しい試合を勝つことができたのはチームが良くなっている証拠。チームがひとつになった気がした」とその後の5連勝を予言するかのようなコメントを試合後に残したことでも印象深い。
カターレのJ2陥落が決まった2014年には5月24日のアウェイでの第15節で讃岐にJ2初勝利を献上している。
どちらのチームも今後に弾みをつけるきっかけがほしい状況。今年もこのカードが何らかの転機になるかもしれない。
ちなみに両者は2014年と19年に過去4度対戦しているが、最近3試合連続してPKが発生して勝敗に大きな影響を与えていることも付記しておく。
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